仏教入門

#01

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意外と知らない!仏教という言葉に隠された2つの意味


「仏教」という2文字を見たとき、あるいは、「ぶっきょう」と聞いたとき、どのようなイメージを持たれますか?

講義で学べるポイント!

  • 仏教の2つの意味を知ろう
  • 仏教を学ぶ上で大切なことは?

「仏教」には2つの意味がある?

「仏教」という2文字を見たとき、あるいは、「ぶっきょう」と聞いたとき、どのようなイメージを持たれますか?

「お釈迦さまが・・・・」と答える人が、大多数でしょう。「仏教」は、キリスト教とイスラム教に並ぶ世界三大宗教の一つにも数えられているのです。

たしかに、辞書などで「仏教」という語句を調べますと、「紀元前500年前の北インドでシャカ族の王子であった・・・」との説明があります。しかし、これは歴史的な立場から捉えている「仏教」なのです。

そこで、「仏教」という語句には2つの意味があることを紹介します。

①仏さまの教え

ひとつめは、皆さまご存じのとおりの「仏教」です。先にも述べましたように、辞典類にも書かれている内容でありまして、今から2500年前のインドにてシャカ族の王子が出家され(後のお釈迦さま)、自身の人生における修行を基本として、生み出された教えのことをいいます。

たとえば、「四苦八苦(しくはっく)」や「六波羅蜜(ろくはらみつ)」などは有名でありましょう。

そのような教えは、お釈迦さまが亡くなられた後に、弟子たちによって経典として編纂されました。当時はサンスクリット語でありましたが、それが伝播して漢訳をされた経典類が、現在の日本に伝わっている仏教典籍であります。

ですから、伝来してきた経典類から、私たちはお釈迦さまの教えを学ぶことが出来るのです。

②仏に成るための教え

ふたつめは、自分自身が仏に成るための教えなのです。

仏教を学び信仰することで、究極的・最終的な目標は、「成仏」であるといえましょう。

成仏とは、悟りに到達することをいうのですが、昨今では「死を迎えること」=「成仏する」との誤った理解も多く見られます。そのための修行内容・方法・期間などは、それぞれの経典によって異なるわけですが、どの経典も共通しているのは、「仏に成ること(=成仏)」を目的としていることです。

たとえば、「諸経の王(すべての経典の王様)」ともいわれる『法華経』では、罪を犯した者であっても成仏ができる「悪人成仏」、すべての女性が成仏できる「女人成仏」を説いており、すべての人が成仏できる「一切皆成(いっさいかいじょう)」の経典であります。

ここからも、「仏教」が「仏に成るための教え」であることが明確であります。

「仏教」には2つの意味がある!?まとめ

「仏教」には、2つの意味があることを紹介しました。

「仏さまの教え」=「自分が仏に成るための教え」

これを理解すると、お経を読むときや仏教用語を勉強するときに、今までとは違った目線で、深められるのではないでしょうか?