用語解説

#10

所要時間3分

【輪廻】とは? | 仏教用語を3分でわかりやすく説明シリーズ


輪廻、輪廻転生と皆さん一度は聞いたことがあると思います。

この輪廻の意味、仏教思想との結びつきについてわかりやすく説明します。

講義で学べるポイント!

  • 輪廻の意味は?
  • 輪廻と仏教

輪廻の意味は?

輪廻の原語は?

「saṃsāra」で「流れる」という意味があり、そこから「さまざまな生存の状態をさまよう」という意味です。

輪廻の意味

転じて「命あるものが生死を繰り返すこと」という意味があります。

よく「輪廻転生」という言葉を聞くと思いますが、輪廻も輪廻転生も同じ意味です。

なぜ「輪廻」という漢字で書くのか?

「輪廻」は生命が無限に転生を繰り返す様子を、くるくる回る車輪の軌跡に喩えたことから来ていると言われています。

輪廻と仏教

輪廻思想は仏教なの?

実は輪廻の思想は仏教が出来る前から古代のインドにあったと言われています。

またインドだけでなく、古代ギリシャや古代エジプトでもこの思想は見られます。

どの時代の、どの国の人でも「人はどこから来て、どこへ行くのか?」を気にしていたことがわかります。

輪廻思想ななぜ仏教と相性がいいのか?

お釈迦様がいた当時のインドでは既に輪廻の思想がありました。

それは、天上界や地獄のようなものです。

人は死んだ後に輪廻転生してこれらの世界に生まれ変わるとされていました。

そこで、この死の連鎖を断ち切ることが解脱であり、この解脱の方法を模索し導き出したのがお釈迦様なのです。

仏教における輪廻

仏教では、輪廻により転生する先の世界を、天界、人界、修羅界、畜生界、餓鬼界、地獄界とあわせて6つあります。

これが六道といい、この六道に輪廻することは六道輪廻とも言います。

さらに、仏教が進んでいくと、この六道の思想が発展し、声聞界、縁覚界、菩薩界、仏界の4つの世界が加わります。

これらを合わせて十界といわれます。