STEP03

講義#04

所要時間3分

仏教の世界観を知ろう④

仏教世界の中心(須弥山)


仏教の世界観では世界の中心にある空想上の山である須弥山について説明していきます。

講義で学べるポイント!

  • 須弥山とは?

仏教世界の中心(須弥山)

仏教において、その中心となる世界を「須弥山(しゅみせん)」といいます。

古代インドの世界観によりますと、この山は世界の中央にあって、金輪(地輪の上にある。この世界は最下に風輪があり、その上に水輪・金輪があるという)の上に、9つの山と8つの海があり、その中心をなすものが須弥山であります。水中に入ると八万由旬(ゆじゅん)、水上においても八万由旬の距離があるといわれます。由旬とは、古代インドの距離の単位であって、1日に進める距離ともいわれています。その80,000倍ですから、きわめて大きな距離であるといえましょう。

 

須弥山の頂上には帝釈天、半腹は四天王(多聞・広目・増長・持国)の住む所であります。

 

そして、お寺の御宝前を「須弥壇(しゅみだん)」と呼ぶこともあります。須弥壇とは、

須弥山をかたどった「壇」のことです。仏や菩薩がおられる座として造形したものであり、仏像・仏龕・宝殿・厨子(宮殿)に本尊を奉安する基台の形となっています。

和様と唐様(禅宗系)があり、四方壇・八角壇・円壇など、その形態は宗派や門流、また地域によってもさまざまであります。

 

是非、寺院に参拝した際には、須弥壇を見たうえで、仏教世界の中心でもある「須弥山」を感じ取っていただけると幸いです。

次はSTEP4の講義「仏教の代表的な登場人物を知ろう」です