STEP04

講義#02

所要時間3分

仏教の代表的な登場人物を知ろう②

阿弥陀仏


次は南無阿弥陀仏でおなじみの阿弥陀仏です。

講義で学べるポイント!

  • 阿弥陀仏とは?

阿弥陀仏

「なまんだ-」や「なむあみだぶ」などと音として聞くことがあります。

これらは、「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」とお唱えしており、宗派によって読み方や唱え方が異なっているのであります。

では、「阿弥陀仏(あみだぶつ)」とは、どのような仏さままのでしょうか?

 

大乗仏教において、もっとも代表的であり重要ともされている仏さまであり、阿弥陀如来(にょらい)ともいうこともあります。阿弥陀仏の信仰を中心として、形成され成立したのが「浄土教(じょうどきょう)」でありましょう。

 

阿弥陀という名は、もともとはインドにおいて2つのサンスクリット語にてあらわされていました。

 

1「アミターユス」

(無限の寿命をもつ者。無量寿(むりょうじゅ)

2「アミターバ」

(無限の光明をもつ者。無量光(むりょうこう))


 阿弥陀仏への信仰を主とする仏教経典は、『無量寿経(むりょうじゅきょう)』・『観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)』・『阿弥陀経(あみだきょう)』の3経であり、これらを総称して「浄土三部経(じょうどさんぶきょう)」といいます。

 

『無量寿経』によると、久遠の昔、世自在王仏(せじざいおうぶつ)が出現されたとき、阿弥陀仏は、法蔵比丘(ほうぞうびく)という菩薩でありました。ですが、無上なる悟りを得ようと発心し、生きとし生ける者を救済するための本願を立てました。その数は、四十八願といわれており、異本によっては二十四願や三十六願などともありますが、いずれにしても多くの願をたてられたのです。そして、五劫(ごこう)という途方もなく長い期間に修行を重ね、ついにその誓願と修行を成就して、いまから十劫(じっこう)というはるか以前に仏となったのです。この仏は「阿弥陀仏」とよばれ、ここより西方の十万億仏土を過ぎた安楽という世界(極楽浄土)において、現在も教えを説いているといいます。

 

このような阿弥陀仏と極楽浄土の関係については、多くの大乗経典にも説かれており、その教えはインドからアジア全域へと広く流布したのです。ととりわけ中国や日本においては、念仏によって阿弥陀仏の浄土に往生して悟りを得ることを願う教えのことを「浄土門(じょうどもん)」と称しています。

浄土宗、浄土真宗(真宗とも)、融通念仏宗(ゆうずうねんぶつしゅう)、時宗(じしゅう)などは、「南無阿弥陀仏」の系統に属されます。また、鎌倉高徳院の有名な大仏(鎌倉大仏)が阿弥陀仏であることも忘れてはなりません。(論)

次は3つめの講義「勢至菩薩」です