コラム21

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コラム21

講義で学べるポイント!

立春を迎え、もう春である。そして、初午でもある。

春を迎えた私たちは、如何に生きていくべきなのか?

立春を迎えたことで、暦の上では、もう「春」である。昨日に節分に続き、立春も1日ばかり早くなっている。
立春とは、春風とともに寒さがやわらぎ、万物が春の装いを新たにする時期…といわれるが、今年は厳しい寒さである。各地で雪が降り、たいへんな苦労をしている。

中国でも、同様の考え方があり、東風が吹いて氷が解けはじめ、地中に冬ごもりした虫が動きはじめ、水中に休止していた魚が氷を出てくる時期を意味するのである。

立春に関わる七十二候

立春の期間を、3つに分類すると、次の通りになる。

東風解凍
はるかぜこおりをとく
春の風が川や湖の氷を解かし始める頃。

黄鴬睍睆
うぐいすなく
山里で鴬が鳴き始める頃。春の訪れを告げる鴬は、「春告鳥」(はるつげどり)とも呼ばれる。

魚上氷
うおこおりをいずる
水がぬるみ、割れた氷の間から魚が飛び跳ねる頃。

長い冬の間に氷り続けていたものが、少しずつ溶け始めてくる。そして、動物たちも菅田をあらわし、鳥は春の訪れを告げる。水面が溶け始めることで、魚たちも跳び跳ねるのである。こうして、春の訪れを感じられるのであろう。

初午

今年は、立春と初午が、同じ日である。初午とは、2月の最初の「午の日」のこことであり、初午の祭礼をおこなう神社も多いであろう。
全国的に稲荷信仰と結びついており、稲荷社の行事と思われがちであるが、初午の時期は、農作業の開始の頃であって、そのために農神の性格をもつ稲荷と結びつきやすかったと推測される。
稲荷の講中が盛んで、稲荷の祠に幟を立て、油揚げや赤飯などを供えることも多い。
この初午は、旧暦におこなう場合もあり、今年であれば、2月15日。
私が住する地域は、旧暦にて初午祭をおこなうため、それについては、また機会をあらためて、詳述したい。

むすびにかえて

暦の上では、春を迎えた。しかし、実生活においては、大変に寒いのである。だからこそ、旧暦とカレンダーの違いというものを、身をもって感じるのではなかろうか?
「暦のうえでは春」といわれても、連日の雪であり、厳しい寒さである以上、なかなか「春」という実感はもてないのも本音ではないか?
とはいえ、春を迎えた。
朝の来ない夜は無い。春の来ない冬は無い。というように、私たち人間の生活が厳しくても、着実に春はやって来るのである。
私たちも、明るい未来を信じて、現下の厳しい社会状況を乗り越えなくてはならない。

立春を迎えての雑感を記す